scene1“ほんの気持ち”に、
花を添えたい
「友人を大勢呼びたいのは山々なんだけど、AちゃんグループとBちゃんグループは全然好み違うしなぁ、どうしよう…」とマリッジブルーの前に式の準備で既にブルーな新婦に。
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あなたが贈りたい
「あの人」は誰ですか?
あの人に贈りたい
しあわせな気持ちを綴りました。
『 9つのギフトストーリー 』
「友人を大勢呼びたいのは山々なんだけど、AちゃんグループとBちゃんグループは全然好み違うしなぁ、どうしよう…」とマリッジブルーの前に式の準備で既にブルーな新婦に。
「でも仲人のC君や、会社の上司や、アナタのご兄弟も皆同じ引菓子で良いの?」「いや、でも両親に渡すものよりグレードは下げるべきじゃないか?」と、年功序列社会にまで悩む、律儀な新郎新婦へ。
わ!めっちゃあの子好きそー!こういうのいつももらってばっかやし、今日はバイト代も入った。最近仕事で怒られてばっかだし恋も全然上手くいってないとか言ってヘコんでたし、持ってっとこー。と、テンション高めなのに押さえる所は押さえてるあなたに。
(・・・しっかりした箱。さらにリボンのラッピング。普段はこんなものをくれるはずなにのに、なんで今日に限って?・・・しかも種類の違う焼き菓子がひとつずつ?!一体どれから食べれば良いか分からないわッ!・・・)と、1人であれこれ考える推理好きのあの人に。
(もしかしたらだけど、もしかしたらだけど、もしかしたらだけど、突然出会うかもしれないまだ見ぬあの人に!?明日と言わず、今からでも出会っちゃうんじゃないのー!!?)と、頭の中で突然の戸にときめき続ける、妄想好きのあなたに。
あれからもう7年も経つんだなぁ、アイツが寿退社してから。一男一女の4人家族に、去年また1人元気な男の子が加わったとか。絵に描いたような円満な家庭を築いて幸せMAXのあいつ。羨ましいなぁ。悔しいけど、今年はちょっと奮発してやるか。と、アネゴ肌で仲間想いのあなたに。
短期の転勤だったけど、向こうの部署の皆、優しかったなぁ。色々お世話になったし、おかげで結構成長できた気がする。まだまだ子供と思われてるんだろうけど、がんばって大人なところ、見せちゃいますか!というフレッシュな社会人に。
(わたしったら、なんてみじめなのかしら。折角王子様が靴を届けて下さったのに。お返しに渡す菓子折りひとつ、用意がないだなんて・・・。私の想いが伝わるように、ちゃんと包んだものを贈らなくっちゃ。えっと、納屋に隠したヘソクリヘソクリっと♪)という世渡り上手なあなたに。